アメリカ研修 活動報告(2日目)

ボストンに到着してから一夜明け、本日は早速語学学校への登校日となりました。生徒達は昨夜遅くに到着しながらもホストファミリーや滞在先の留学生と必死にコミュニケーションを取り、本日の登校の仕方を確認しました。当然ながら十分な準備時間があったわけではなく、集合時間の8:20迄に到着した生徒は全体の2/3。しかしこれは想定通りで、生徒達は事前に添乗員の携帯電話に連絡をくれたため安心して待つことができました。全員が揃うまでには時間を要しましたが、生徒達は最初の大きな関門をくぐり抜け、元気に登校しました。

ホストファミリー宅での様子を聞くと、昨夜は寝るだけだったかと思いきやすでに「たくさん話しができて楽しかった」という感想を話してくれる生徒もいました。まだまだこれからと思いますが、どのような環境であれ悔いの残らないよう受け身にならず積極的に交流をして欲しいと思います。

語学学校ではまずプレースメントテストが実施されました。オンラインで実施する文法問題は‘今風’にスマホで受験します。スマホでうまく機能しない生徒達はスクールのPCを利用し、全員無事に受験完了しました。その後スピーキングテスト、ライティング(作文)テストを実施し、プレースメントテストは終了です。文法問題は砺波高校生にとってそれほど難しいわけではなかったようですが、スピーキングでの英語コミュニケーション力、作文での表現力がどのような評価になるかが明日のクラス分けの鍵になると思います。

ランチは語学学校からアメリカらしい巨大なピザが振る舞われました。初めは目を輝かせて頬張っていた生徒達ですが、そのあまりの食べごたえと付け合わせのポテトチップス(アメリカ流のサラダ)、炭酸の組み合わせにあっという間に限界を迎えていました。味は抜群で好評でしたが、日本食を食べ慣れた味覚からするとやや脂分が多いようです。これもまたアメリカ体験の一つでしょうか。

午後はアメリカの史跡を歩いて巡るフリーダムトレイルに出かけました。語学学校のスタッフの説明を受けながら金色の屋根がシンボリックなマサチューセッツ州議事堂、アメリカ建国の英雄達が眠るグラナリー墓地、旧市庁舎、旧州議事堂などを巡り、最後はクインシーマーケットで少しフリータイムを取りました。土曜日の班別研修に向けて良い下調べになったのではないでしょうか。フリータイム後は初の自力での帰宅です。最寄りのGovernment Center駅から各自が路線図を睨み付け、ペアの仲間と相談しながらそれぞれ帰路に着きました。

いよいよ研修本番となりましたが、確定したこの1週間の予定をアナウンスすると改めてその「短さ」を痛感します。集中して本気で取り組まなければ、何も得ずに終わってしまうかもしれない危機感を持って臨んで欲しいことをお話ししました。まだまだ誰かの後ろについて、一歩前に出ない受身の姿勢はチーム全体の傾向として感じます。この現状から自分たちの意思でどう脱却していくのか、全力で挑戦を続けて欲しいと思います。以上、アメリカ研修2日目の報告と致します。