雪掻きができる受験生

 本校の校長に赴任して間もない頃、ある女性の方からお礼の電話がありました。その方の話によると、夜に砺波駅でお子さんを車椅子に乗せて階段を降りようとしたところ、エレベーターに気づかず、駅員さんの姿もなく、はたと困っておられたそうです。その時、たまたま通りかかった本校の生徒が、近くにいた他校の生徒に声をかけ、一緒に車椅子を持って階段の下まで降ろしてくれたとのこと。大変感動しておられました。

 たとえ気持ちがあっても、いざ行動に移すには勇気が必要です。話を聞いて、本校の生徒を誇らしく感じ、このような生徒を育てていただいている保護者の方や先生方に深く感謝した次第です。

 かつて私は、三年生の担任をしていた時、「雪掻きができる受験生になろう」と生徒達に伝えていました。それは、「自分は受験生だ」と堂々と言えるくらい夢に向かってひたむきに努力するとともに、どんなに忙しく大変な状況であっても「雪掻きを厭わずできる」つまり、困っている人のために自分のできることを少しでもやれるような器の大きい人間になって欲しいというメッセージでもありました。

 駅で女性を助けた生徒は、帰宅が遅くなり、明日の準備等で忙しかったかも知れません。まさしく彼は「雪掻きができる受験生」であり、その行動は本当の意味でこれからの社会に求められる、主体性と協働性を兼ね備えた価値あるものだと思います。

「道義為之根」本校の校訓の一つです。いつの時代においても、学問の礎となる精神を大切にしながら、人生や社会に生かすことができる学力や人間力を育成することが、砺波高校の目指すべき方向性だと考えています。

学校長 中村謙作

礪波同窓会から激励金を渡しました

10月19日(水)に全国大会と北信越大会に出場する陸上競技部4人に礪波同窓会から激励金を授与しました。今週末に行われるU18・U16陸上競技大会(愛媛県)に女子棒高跳、また北信越新人陸上競技大会に男子100m、男子棒高跳、女子棒高跳の種目で出場します。

2年生進路講演会を行いました

 10月19日(水)に駿台予備校から講師をお招きして「大学受験を見据えて今すべきこと~入試の現状と志望校合格に向けて~」と題して進路講演会を行いました。

 詳しいデータに基づき、高い志をもつことの大切さとともに具体的に何をすべきかをお話しいただきました。

PTA研修会を行いました

 10月15日(土)にPTA研修会を行いました。

 前半のPTA研修会では株式会社北國銀行オペレーション部の馬場末弘さん(本校高54回卒)にお越しいただき、「キャリアを自分で創るということ~手を伸ばした末に弘がる未来~」と題して講演をいただきました。後半の学年別研修会では大学入試制度などについて研修を行いました。

 多くの保護者の皆様に参加していただき実りのある研修となりました。ありがとうございました。

10月後半の行事予定

10/14-18 2学期中間考査
10/15(土) 午前考査、午後PTA講演会・1,2年:PTA研修会
10/18(火) 考査後、図書店頭購入
10/19(水) 2年:進路講話
10/22(土) 1,2年:土曜プロジェクト
10/22-23(土日) 3年:記述模試
10/27(木) 2年:課題研究中間発表会
10/29-30(土日) 3年:マーク模試