3月22日(土)に、環境改善委員を中心に1,2年生8名が春の剪定枝リサイクル大作戦にボランティア参加しました。このボランティアは3年前の課題研究で屋敷林の景観を保全するために高校生が剪定枝回収事業にボランティア参加することで意識を高めたらどうか、と提案したことにより実現したものです。
持ち込まれた剪定枝を下ろしたり、受付を行ったりなど協力しました。住民の方々は笑顔で「ありがとう」と声をかけてくださいました。参加者の一人は「砺波市の事業に貢献できてよかった」と話しました。
卒業式、終業式も終わり、光に満ちた季節がやって来ましたね。3年生は新しい生活に向けて、1年生と2年生は新しい学年に向けて準備を始めていることでしょう。令和6年度も砺波高校の生徒達は様々な所で活躍してくれました。地域のたくさんの人から感謝の声が寄せられています。皆さんは将来社会のリーダーとなり、多くの人に頼られる存在になることでしょう。だから最後に、これからの時代に求められるリーダーについて私の考えを話しておきたいと思います。
リーダーには組織をマネジメントする責任があります。業務マネジメント、財務マネジメント、タイムマネジメント、リスクマネジメント、コミュニティマネジメント等々。私はこれまで、様々なマネジメントの中で「スタッフマネジメント」というものを最も大切にしてきました。何故ならば、このマネジメントは、技術よりも心が優先するからです。
相手の話を聞く→相手の心を確認する→相手の存在を認める→相手に自分の考えを伝える→相手と共有する・・・スタッフマネジメントの一般的なプロセスです。この中で最も重要なのは、相手の存在を認める事です。相手に「貴方は無くてはならない存在だ」と伝えてあげる事です。そして、相手のおかげで自分も変われると感じる事です。
したがって、私が思う真のリーダーとは「周りの人々に最大の敬意(リスペクト)を払い、自分を正しい方向に変える事ができる人」なのです。大国の指導者達に大きな疑問を感じる昨今、マハトマ・ガンジーの言った教訓が胸に染みます。 「世界を変えたければ、あなた自身、世界が望むような『変化』とならなければならない」
Change oneself and change others.(自分が変われば人も変わる) 君達が将来リーダーとなり、多くの人の為に活躍することを楽しみにしています。
学校長 中村謙作