【校長室より】リーダーの条件

 卒業式、終業式も終わり、光に満ちた季節がやって来ましたね。3年生は新しい生活に向けて、1年生と2年生は新しい学年に向けて準備を始めていることでしょう。令和6年度も砺波高校の生徒達は様々な所で活躍してくれました。地域のたくさんの人から感謝の声が寄せられています。皆さんは将来社会のリーダーとなり、多くの人に頼られる存在になることでしょう。だから最後に、これからの時代に求められるリーダーについて私の考えを話しておきたいと思います。

 リーダーには組織をマネジメントする責任があります。業務マネジメント、財務マネジメント、タイムマネジメント、リスクマネジメント、コミュニティマネジメント等々。私はこれまで、様々なマネジメントの中で「スタッフマネジメント」というものを最も大切にしてきました。何故ならば、このマネジメントは、技術よりも心が優先するからです。

 相手の話を聞く→相手の心を確認する→相手の存在を認める→相手に自分の考えを伝える→相手と共有する・・・スタッフマネジメントの一般的なプロセスです。この中で最も重要なのは、相手の存在を認める事です。相手に「貴方は無くてはならない存在だ」と伝えてあげる事です。そして、相手のおかげで自分も変われると感じる事です。

 したがって、私が思う真のリーダーとは「周りの人々に最大の敬意(リスペクト)を払い、自分を正しい方向に変える事ができる人」なのです。大国の指導者達に大きな疑問を感じる昨今、マハトマ・ガンジーの言った教訓が胸に染みます。 「世界を変えたければ、あなた自身、世界が望むような『変化』とならなければならない」

 Change oneself and change others.(自分が変われば人も変わる) 君達が将来リーダーとなり、多くの人の為に活躍することを楽しみにしています。            

学校長 中村謙作

1年総合的な探究の時間

 1年生は来年度に課題研究を進めるにあたり、研究の手法について学習しています。1年最後の総合的な探究の時間となった3月19日(水)に問いを立てる練習をしました。

 グループごとに立てた問いを共有し、「なるほど」「鋭い」「面白い」と感じた問いを1つ選び、クラスで発表しました。

先輩と語る(第二部)

 3月19日(水)、「先輩と語る(第二部)」が行われました。今春卒業した先輩6名が2年生と座談会を開き、受験体験談を話しました。

 2年生の希望者を対象に、文系理系ごとに3つの班の計6班に分かれ、勉強法や生活面での細かいアドバイスを受けていました。在校生は話を聞くだけでなく、積極的に質問するなどして、一つでも何かを吸収しようとする姿が見られました。

先輩と語る(第一部)

 3月18日(火)、「先輩と語る」と題して、今春卒業した先輩5名が在校生に受験体験談を話しました。

 大学受験を乗り切るためのメンタルの保ち方や各教科の対策について、ユーモアを交えながら包み隠さず後輩に話していました。在校生からは熱心にメモを取る姿や、質問する姿が見られました。19日(水)に第二部が行われます。

科学部研究活動発表会を行いました

 3月17日(月)に科学部が研究活動発表会を行いました。

「身近なものからpH指示薬をつくる」「銅鏡反応」をテーマとして発表しました。このうち「銅鏡反応」を研究した3名のグループは一般的な鏡の製作に用いられている銀鏡反応を応用し、銀を銅に代えて同様な反応により綺麗な銅鏡がつくれるかを研究しました。このグループは来年度に全国高等学校総合文化祭(2025かがわ総文) 自然科学部門に出場します。